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地域おこし協力隊 隊員活動記地域おこし協力隊 隊員活動記

◎わが家の子連れ移住日記!その2◎ 【そもそも移住したのは…<前編>】

こんにちは。みっちです。
今回はそもそものお話。長いです。

 

わたしはもともと、長野県の箕輪町出身です。
いま住んでいる辰野町のお隣です。

 

「もう長野には帰らない!」

 

そんな気持ちで高校卒業と同時に上京。
東京で大学生活を送り、働き、結婚、出産。
1年に1回、数日ほどしか実家によりつかず、里帰り出産もせず。
約20年間どっぷりと東京ライフを楽しんでおりました。

 

東京生活で一番長かったのは社会人としての生活。
大学卒業と同時に飛び込んだのは、華やかでバブリーなブラック業界。
映像制作会社でした。

 

ロケやイベントで日本全国、海外にまで行くような仕事。
バイクや車のレースはマニア並みに撮影しまくったし、
イケメンで有名なF1ドライバーがヘリコプターから降りてくる姿に
『王子様って本当にいたんだ…』と衝撃を受けた。
大御所ナレーターの神業に驚嘆し、アイドルと同じエレベーターに乗り、
真夜中の静まり返った美術館で何億もするような絵画に囲まれ、
テレビショッピングや番組制作の裏側にショックを受け、
生で見る女優さんのあまりの美しさに鼻血がでそうになる。

 

ランチに行くと水の代わりにビールや白ワインが出てくるような街で
昼夜問わず、もう、ほんと鬼のように働きました。

 

 ※鬼のように働く図

 

そんな業界で12年ほど過ごしたある日、事件は起こります。
しばらく休んだ記憶もなく、食事をとる時間もなく
人と雑談する時間も、LINEに返信する時間も、寝る時間もない。
そんな大仕事を終えてほっと一息ついた日の夜のことでした。

 

久々に家で大好きな辛いものと大好きなお酒を飲んで
仕事を忘れてちょっと夜更かしして。
今日はゆっくりお布団で眠れるぞ~!とウキウキしていました。

 

下血。

 

顔から血の気が引くというのをリアルに体感しました。
心臓はバクバクと激しく鼓動を打ち、手が震えました。

 

ヤバイ。

 

 

救急車を呼ぶべきか迷いましたが
「夫にバレたくない」
という気持ちがなぜか先に出てきました。
身近な人に病気を隠すって気持ちなのでしょうか。

 

トイレでしゃがみこみながら、震える手でスマホを検索。
症状と状況と……………これだ…!

 

『 痔 』

 

震えはとまり、鼓動は落ちつき、顔に血の気が戻り、即寝ました。
翌日、痔主(ぢぬし)の同僚に病院を教えてもらい受診。
無事に?痔主認定をいただきました。

 

 ※この写真を撮ってくれた人も痔主でした

 

安心したけど痔かぁ~!うん、もう仕事や~めよ!
そんな感じで12年ほどやってきた映像の仕事をやめました。
痔で良かったけど、実際はよくないですしね。

 

そして仕事をやめると、結婚6年目にして子どもを授かりました。
即でした。
仕事はかなりのストレスだったんだな~なんて今さらながら実感する出来事でした。

 

<後編へつづく>

 

 

地域おこし協力隊 きだてみちこ