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地域おこし協力隊 隊員活動記地域おこし協力隊 隊員活動記

【今日のど真ん中】日本のど真ん中は教育もアツい!vol.1 〜日本のど真ん中で地域課題を考える〜

日本のど真ん中辰野町からこんにちは!

地域おこし協力隊のはんちゃんです!!

 

さて、今回から何回かシリーズ化する予定の「日本のど真ん中は教育もアツい!」

第1回は辰野高校の総合的な探究学習の授業です!

 

みなさん、「総合的な探究学習の時間」って聞いたことありますか?

「た、たんきゅ・・・がくしゅ・・・?」と、頭にいっぱいはてなが浮かんだのは私だけではないはず!!

(高専に行ってたので、カリキュラム違うというのもあると思うけど、多分私が高校生だった時代にはなかったと思う……)

新しく多くの高校で取り組まれることになった授業だそうです。

中学校でいう総合的な学習、大学でいうゼミ研究、みたいな感じでしょうか?

一問一答式の答えが決まったことを勉強する授業ではなく、

主体的に疑問やその解決策を見つけていく授業で、正解がない、そんな授業です。

でも、学校出て社会人になってみるとわかるけど、世の中って、「正解のない」ことばかりですよね~

そんなわけで、協力隊として、私はんちゃんと、北埜ペアで授業のお手伝いに行ってまいりました!

題して「地域のみんなのお困りごとを解決しよう!」

 

地域の方々12名にご来校いただき、それぞれのお困りごとを話してもらいます。

さらにインタビューをしながら、お困りごとの内容をより掘り下げて理解し、

チームの中で解決策を考えて提案する。

この一連の流れを、たった100分の授業の中でやり切るという、かなりハードなワークショップだったにも関わらず、

辰野高校1年生のみなさんは、ひたむきに取り組んでくださいました!

最後には、地域の方々からそれぞれベストアイディア賞を選んでいただき、プチ授賞式もあったのですが、

選ばれた/選ばれなかった、で一喜一憂するのも、高校1年生らしくて可愛いらしく、

それでもお互いを称え合うその精神は素晴らしい!

授業の内容設計段階から関わらせていただき、先生方との打ち合わせを重ねる中で、

「生徒さんたちは、果たして、どれくらい面白いと思って取り組んでくれるかな。真剣になってくれるかな」という不安もありました。

 

でも、そんな心配は杞憂に終わり、

事前学習から一生懸命に取り組んでくれて、

当日もゲストさんにかぶりつきでお話を聞いたり、チームメイトと「あーでもないこーでもない」と言いながら解決策を練り上げてくれました。

 

解決策のアイディアには、私たちがハッとさせられるようなものや、とても面白い内容もあり、

地域ゲストさんはじめ、先生方、私たちスタッフまで学ばせていただくものが多くありました。

例えば、免許返納後の高齢者の移動手段の問題を解決するために「高齢者が日常的にヒッチハイクする町になればいい」などといった提案が……大人ではなかなか思いつかないアイディアです!

 

来年度以降も、2年生になったみなさんがどんなことに取り組んでくれるのか、

そして新しく入学してくる1年生のみなさんが、どんな面白い発見や経験をしてくれるのか、

今から楽しみで仕方ありません!

地域おこし協力隊 苫米地花菜